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目の前の資金繰りを改善するにはフリーキャッシュフローを増やすこと

会社の中で自由に使えるお金のことをフリーキャッシュフローと言います。お金は、商品を仕入れて在庫に変わってしまったり、顧客に販売されて支払いをしてもらうまでは自由に使うことができません。
これらはあたり前のことなのですが、フリーキャッシュフローを増やしておかなければ、経営にとっては厳しい状況になります。

様々な形に変わって存在している会社の流動資産の中で、在庫は棚卸資産に計上されていますが、この在庫が滞りなく現金に変わっていく場合は良い循環なのですが、その流れができていない場合は、在庫によって余計な出費が増えたり、最悪の場合は廃棄処分などになり、資産が負債に変わってしまいます。

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損益計算書上では、棚卸資産である在庫が販売された時点で「売上」となり、利益として計上されますが、売上金が入金されていない状態の場合は、「売掛金」の状態になります。キャッシュフローの観点からいうと、「売掛金」はまだフリーキャッシュフローにはなっていないのです。
キャッシュフローに着目した経営の中では、実際に入金されて初めて良い状態と言えます。「売掛金の回収を早める」ということも大事な経営戦略のひとつになります。

固定資産にも影響する在庫にかかる経費

在庫管理は、様々な科目に影響を及ぼすので、健全な経営を目指すのなら在庫管理は必須の項目と言えます。流動資産の中でも影響がありましたが、固定資産である建物や車両、土地代にも影響を及ぼします。在庫を保管する土地や倉庫、運搬にかかる車両や運送費などです。

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このように在庫にかかる経費は様々な科目の中にまぎれているのです。逆の言い方をすれば、これだけ多くの科目に影響する在庫を、きちんと管理することができれば、大きな節約ができることになります。在庫管理をすることでフリーキャッシュフローを増やすことができるのです。

フリーキャッシュフローがプラスであることは、「株主への還元がきちんとなされているか」という視点において多くの人に注目されています。財務管理、経営管理においては最重要と言ってもよい項目です。

フリーキャッシュフローは、営業キャッシュフローと投資キャッシュフローの差なのですが、基本的には営業キャッシュフローを多くすることでフリーキャッシュフローを多くできると考えてよいと思います。
営業成績や売り上げを上げることが攻めの戦略とするならば、在庫管理はマイナスを減らす戦略で守りの戦略と言えます。どちらもキャッシュフローを増やすには必須の戦略です。
いくら大きな売り上げを上げたとしても、大きな穴が開いていてはキャッシュは貯まりません。両軸ができることでフリーキャッシュフローを増やすことができるのです。

(記:ミウラ)

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